Bridge

ユーザの作成と管理

注意: このタスクは、Version Cue のすべての機能セットにアクセスできる場合にのみ実行できます。 詳しくは、Version Cue 機能へのアクセスを参照してください。
システム管理者権限を許可されているユーザのみが Version Cue ユーザの作成、読み込み、書き出しおよび編集ができます。

Version Cue サーバを起動したときにユーザアカウント自動作成を有効にしていなかった場合、Version Cue サーバのプロジェクトに他のユーザがアクセスできるように Version Cue ユーザ名を作成する必要があります。 ユーザがアクセスできる Version Cue プロジェクトを制限するには、プロジェクトへのログインを要求して、そのプロジェクトにユーザ名と権限を割り当てることができます。

Adobe Flash Player 9 は、Version Cue サーバ管理でユーザを作成して管理することを必要とします。 初めてユーザを作成するときに、Version Cue から Adobe Flash Player 9 をインストールするよう求められます。

ユーザの作成、編集、削除

ユーザを作成すると、作成されたユーザは Version Cue サーバ上のプロジェクトにアクセスできます。

  1. Version Cue サーバ管理の「ユーザ / グループ」タブをクリックし、次にユーザ領域で「新規」をクリックします。
  2. 新規ユーザダイアログボックスで、ユーザ名、ログイン、パスワードを入力して、管理アクセスレベルメニューからユーザに提供するアクセスのレベルを選択します。
    • Version Cue サーバ管理に対するユーザアクセスを拒否するユーザは誰もいません。

    • ユーザは Version Cue サーバ管理に対して標準アクセスを許可します。 標準アクセスのあるユーザは、新しいプロジェクトを作成でき(プロジェクト作成権限も許可されている場合)、作成したプロジェクトを変更できます。

    • システム管理者は、Version Cue サーバ管理のすべてのタスクに完全なアクセスを許可します。

  3. 「プロジェクトの作成」を選択すると、ユーザは新しい Version Cue プロジェクトを作成できます。
  4. (省略可能)残りのテキストボックスに電話番号、電子メールアドレス、コメントを入力します。 ユーザが Version Cue PDF レビューに参加する場合は、電子メールアドレスを必ず入力します。
  5. 「保存」をクリックします。

ユーザを編集するには、ユーザを選択し、「編集」をクリックして、ユーザ [ユーザ名] を編集ダイアログボックスで設定を変更して「保存」をクリックします。 ユーザを削除するには、ユーザを選択して「削除」をクリックします。

ユーザグループの作成、編集、削除

ユーザグループを作成すると、類似の権限を持つユーザをグループ化できます。 例えば、「Designers」というユーザグループを、設計プロジェクトの作品に貢献しているすべてのユーザをグループ化するために作成します。 初期設定グループ「Everyone」にはシステム内のすべてのユーザが含まれています。

  1. Version Cue サーバ管理で「ユーザ / グループ」タブをクリックします。
  2. グループ領域の「新規」をクリックします。
  3. 新規グループダイアログボックスで、グループの名前を入力します。 オプションでコメントを入力して、「保存」をクリックします。
  4. ユーザをユーザ領域から新しいグループにドラッグすることでユーザを追加します。

グループ名を変更するには、グループを選択し、「編集」をクリックして、「グループ名」テキストボックスに新しい名前を入力します。 グループを削除するには、対象のグループを選択して「削除」をクリックします。

ユーザとグループへの権限の割り当て

権限は、個別のユーザまたはユーザのグループに割り当てることができます。 権限はアクセスレベルとは異なります。アクセスレベルは Version Cue サーバ管理へのアクセスを制御し、権限は Version Cue サーバ、プロジェクト、Version Cue PDF レビューへのアクセスを制御します。 ユーザまたはグループに割り当てる権限は、特定のプロジェクトに対してユーザに割り当てる権限によって上書きされることがあります。

  1. 次のいずれかの操作を実行します。
    • ユーザに権限を割り当てるには、Version Cue サーバ管理の「ユーザ / グループ」タブでユーザを選択します。

    • グループ内のすべてのユーザに権限を割り当てるには、Version Cue サーバ管理の「ユーザ / グループ」タブでそのグループを選択します。

  2. 「グローバル権限」セクションの各権限カテゴリーに対して「許可」または「拒否」を選択します。
    すべての権限の許可または拒否を行うには、プリセットメニューから「許可」または「拒否」を選択します。 ユーザまたはグループに割り当てられた初期設定の権限を表示するには、ユーザまたはグループを選択して、「有効な権限」をクリックします。
    • 「読み取り」では、プロジェクトと、プロジェクト内のファイル、バージョンおよびファイル情報の表示ができます。

    • 「書き込み」では、プロジェクトへのファイルの追加と、バージョンおよびファイル情報の保存ができます。

    • 「削除」では、プロジェクトの削除またはプロジェクト内のファイルの削除ができます。

    • 「レビュー依頼」では、Version Cue サーバ管理の PDF レビューを開始できます(詳しくは、Version Cue PDF レビューの開始を参照してください)。

    • 「プロジェクト管理」ではプロジェクトの管理ができます(プロジェクトの複製、バックアップ、書き出し、削除など)。

  3. 「権限を保存」をクリックします。

LDAP ディレクトリからのユーザの読み込み

LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ユーザ名やパスワードなど、ユーザに関する情報を含むディレクトリシステムを照会する方法です。 LDAP サーバからユーザを読み込んで、そのユーザ属性(ユーザ名やパスワードなど)を Version Cue ユーザ属性にマップすることができます。 LDAP サーバから読み込んだユーザにはユーザアイコン が表示されますが、これは通常のユーザアイコン とは異なります。
注意: Version Cue サーバを設定したときに「ユーザアカウントの自動作成」を有効にして、その後で LDAP サポートを有効にすると、LDAP ユーザは、自分の LDAP アカウント名でサーバにアクセスすると自動的に読み込まれます。 このように読み込まれたユーザは、「なし」のユーザアクセスレベルが指定された Everyone グループに追加され、Version Cue サーバ管理にはログインできません。 このテクニックを使用すると、明示的にユーザを読み込むことなく、LDAP ユーザに Version Cue サーバ上のプロジェクトに対する初期設定のアクセス権限が自動的に割り当てられます。
  1. Version Cue サーバ管理で「高度な作業」タブをクリックします。
  2. 「LDAP 環境設定」をクリックします。
  3. 「LDAP のサポートを有効にする」をクリックしてから、LDAP サーバについての情報を次のように入力します。
    • 「LDAP サーバ」テキストボックスにサーバ名を入力します。

    • 「サーバポート」テキストボックスにサーバポートを入力します。

    • 「検索ベース」テキストボックスには LDAP サーバにあるディレクトリ用の LDAP 階層での開始点を入力します。

    • LDAP サーバで認証が必要な場合は、「ユーザ名」テキストボックスと「パスワード」テキストボックスにユーザ名とパスワードを入力します。

    • SSL から SSL 対応の LDAP サーバ経由で接続する場合は、「SSL 対応の LDAP を使用」を選択します。

    • 「ユーザ ID」、「表示名」、「電子メール」および「電話番号」の各テキストボックスに LDAP 属性を入力します。 これらが対応する Version Cue サーバ属性にマップされます。

    • Version Cue サーバが定期的に LDAP サーバと同期するように指定するには、「自動同期を有効にする」を選択して同期の周期を指定します。

  4. 「保存」をクリックします。
  5. Version Cue サーバ管理の「ユーザ / グループ」タブで、ユーザ領域の「クリックして最大化する」をクリックします。
  6. 「外部ユーザを読み込み」をクリックします。
  7. 外部ユーザを読み込みダイアログボックスでは、読み込み対象の LDAP ユーザ名の最初の数文字を入力します (入力は自動補完されます)。
  8. 名前(複数可)を選択して、「追加」をクリックします。
  9. 必要なすべての LDAP ユーザを追加するまで手順 7 および 8 を繰り返し、「ユーザを読み込み」をクリックします。

ユーザリストの書き出し

別の Version Cue サーバにユーザ群を追加するには、ユーザのリストを書き出してから、書き出したリストを Version Cue サーバのある他のコンピュータの Version Cue アプリケーションフォルダの UsersExport フォルダにコピーします。 すると、書き出したリストを使用してユーザを読み込むことができます。

  1. Version Cue サーバ管理で「ユーザ / グループ」タブをクリックします。
  2. ユーザ領域で「クリックして最大化する」をクリックします。
  3. 「ユーザを書き出し」をクリックします。
  4. 書き出すユーザを選択します(Shift キーを押しながらクリックすると連続したユーザを選択でき、Ctrl キーを押しながらクリックすると、連続していないユーザを選択できます)。
  5. ファイル名のテキストボックスにリストの名前を入力します。 オプションで、「コメント」テキストボックスに補足情報を入力します。
  6. 「書き出し」をクリックします。

ユーザリストが書き出された場所は、「ユーザを書き出し」ヘッダの下に表示されます。 このリストを別の Version Cue サーバで読み込むには、読み込む側のサーバがインストールされているコンピュータの Version Cue アプリケーションフォルダの Data¥UsersExport フォルダにこのファイルをコピーします。

リストからのユーザの読み込み

  1. Version Cue サーバ管理の「ユーザ / グループ」タブをクリックしてから、「ユーザを読み込み」をクリックします。
  2. 読み込むユーザリストをクリックします。
  3. 読み込む各ユーザ名の横にあるチェックボックスをオンにするか、ユーザ名の列タイトルの横にあるチェックボックスをオンにして、すべてのユーザ名を選択します。
  4. 「次へ」をクリックします。