Bridge

Version Cue の基本

Version Cue サーバ

Creative Suite 3 Design、Web、Master Collection エディションを初期設定でインストールすると、Version Cue サーバはコンピュータにインストールされますが、起動はされません。 Version Cue サーバは Version Cue プロジェクトとそれに関連するアセットを保存します。 Adobe Bridge または Version Cue 対応の Creative Suite コンポーネントで Adobe ダイアログボックスを使用すると、Version Cue サーバにアクセスできます。 自分のコンピュータで Version Cue サーバを起動することもできますが、最適なのは、ネットワーク上で他のコンピュータからアクセス可能な専用のコンピュータに Version Cue サーバをインストールして起動することです。

Version Cue サーバを最初に起動したときに、システム管理者のパスワード、サーバ名と公開設定、ユーザアカウント作成設定などのサーバ初期設定を指定するよう求めるメッセージが表示されます。

Version Cue サーバ管理

Version Cue サーバをインストールして起動した後は、Version Cue サーバ管理を使用してユーザの設定、プロジェクトの作成とそのプロパティの編集、PDF レビューの作成と管理および Version Cue サーバの設定を行います。

Version Cue プロジェクト

Version Cue では、プロジェクトを使用して、関連するファイルやフォルダを保存します。 プロジェクトは Version Cue サーバに保存されます。 プロジェクトにはプロジェクトに追加されたファイルのマスターコピーのほか、バージョン情報やコメントなどのファイルメタデータが保存されます。

ローカルプロジェクトファイルとサーババージョン

Version Cue プロジェクトからファイルを開いたり、編集したりすると、ローカルプロジェクトファイルがハードディスク上に作成されます(ファイルはユーザがチェックアウト中であるとマークされます)。 ローカルプロジェクトファイルを操作するときは、ファイル/保存を選択して、その変更を保存します。 これによってハードディスク上のローカルファイルは更新されますが、Version Cue サーバ上のファイルは更新されません。

変更したローカルプロジェクトファイルを Version Cue サーバにチェックインする準備が整ったら、「チェックイン」コマンドを使用してバージョンを作成します。 バージョンとは、ある時間におけるファイルのスナップショットのことです。

Version Cue サーバは、1 つのファイルのすべてのバージョンを保存することによって、ユーザが以前のバージョンを表示すること、以前のバージョンを最新バージョンとしてプロモートすること、不必要なバージョンや旧式になったバージョンを削除することができます。

バージョン管理

Version Cue では、Version Cue サーバにあるファイルに対して複数のユーザがアクセスできます。 2 名のユーザが Version Cue サーバにある 1 つのファイルを編集しようとした場合、Version Cue によってバージョン管理が設定され、後からアクセスしたユーザに対してファイルがチェックアウトされていることが通知されます。 その後、ユーザはどのように作業を進めるかを決定できます。